第6章　倶楽部結社目録

倫敦には無数のクラブがあり、また公開非公開を問わず結社が林立しています。ほとんどのクラブでは自分達の好きなように活動を続けています。その活動のほとんどは他人に迷惑を及ぼすようなものではありません。また大部分の結社は自分達の達成しようとする目的のために組織立った活動を行っています。こちらも社会と様々な折り合いをつけながら活動を続けています。しかし活発な活動を行っている秘密結社の一部には注意を払う必要があります。それらのうちいくつかは対立し合い、いくつかは協力関係にあり、教義や主義などを根源とする対立の多くは、一般市民をも巻き込むことがあります。無差別テロにも似た事件や、市民に恐怖を与える劇場型犯罪などもそれらの対立に由来する場合があるようです。

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「月よりも美しく輝く何物かを追求するために我々は組織され、統合され、活動を行っているのである。必要なことは、日常性からの脱却、体制の変化、そして人類の美しい未来」
月光派会報　『永遠の記号』June,1892より

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組織を利用した行動の判定って必要だろうか？　いわゆる『人海戦術』の判定。